NHK党浜田聡議員の提唱する
「諸派党構想・政治版」のプラットフォームを使い、自賠責保険の値上げ阻止法案の作成を依頼させて頂きましたところ、昨日末永ゆかりさんから、法制局を通したご回答を頂きました。
ご多忙の所、ご協力に感謝いたします。
「なんで自賠責保険が値上げするんだ?」
という、これまでの経緯はこちらになります。なお、今回は通常の保険料率の上げ下げではなく、賦課金の創設プロセスがかなり納得がいかないというのが動機になります
kurumagenzeikai.hatenablog.com
こちらの希望として目的は
・自賠責保険料の値上げ(賦課金創設)を阻止したい
そのため
・政府から返して貰っていない6100億円の返済を自動車税安全特別会計に行うこと
・金額は一括でも問題ないと思っているが、最低、自動車安全特別会計を取り崩しをしなくてもよい水準(130億)以上は毎年返すこと
これを法律で決めれば少なくとも46年は延びるので当面の値上げの必要はないと存じます。そのうえで、
・自賠責保険料の賦課金創設等について、決める前に何かしら民意を問うような仕組みが欲しいです
と、法制局に問い合わせさせて頂きました。
さっそく、頂いた法制局のご回答を公開いたします
非常に詳しく、お返事を頂きました。法制局担当の方に感謝を申し上げます。
ご回答をザックリと要約すると
1.6100億の返還について
国の財政が厳しいんで難しいけど、法律の改正でできそうですよ。でもやめた方がいいんじゃないですか?
2.自賠責保険の値上げに民意を問うについて、
自賠責の料率は「ノーロス・ノープロフィット」の原則に基づき、機械的に算出されているし、賦課金は用途を決めて、定められたプロセスを経て決まるものだから、案件ごとに民意を問うのはそぐわないんじゃないの?
かなり意訳ですが、ご回答の趣旨はだいたいこんな感じです
しかし、そもそもクルマユーザーは自分が支払った自賠責保険料を運用益があるからと言って一般会計に貸すことを認めた覚えはありません。
「交通事故被害者の救済保護事業の継続」を行うことに異存がある方もいらっしゃらないと思います。
しかし、
貸したカネが返ってこないから、すでに一度支払いをしているクルマユーザーにもう一度支払えというのは言語道断です。
よって、法制局には下記の方針で法案作成を依頼しようと思っています
1.6100億の返還について
>この繰入金については、「予算で定めるところにより」自動車安全特別会計に繰り戻すものとするとされている(平成六年度における財政運営のための国債整理基金に充てるべき資金の繰入れの特例等に関する法律第7条第2項・附則第2項及び平成七年度における財政運営のための国債整理基金に充てるべき資金の繰入れの特例等に関する法
律第 10 条第2項・附則第2項)。
とあるので、この法律を改正し、全額あるいは毎年130億(積立の取り崩しが発生しない金額)を必ず繰り戻すことを明記させる
2.自賠責保険の値上げに民意を問うについて、
>自動車事故の損害賠償に関する資力を確保するため自動車保有者に契約の締結を義務付けている強制保険であり(自動車損害賠償保障法(昭和 30 年法律第 97 号)第5条)
とあるので、強制保険を止め、民間の任意保険と同じように選択できるように法改正を行う。
強制で自動的に入金されるから
・勝手にまた貸しをされるし、
・返ってこないと平気で賦課金を上乗せされるし
・その方法にクルマユーザーはクチを挟めない
のです。その上で「事故被害者の救済保護事業」は国交省のバラマキ予算を削って、税金で行うべきではないでしょうか?
税金であれば、方法や金額について民意を問うことができます。より良い保護事業への転換も可能でしょう
今後について
如何でしょうか?一見過激なようにも見えますが、車検手数料しかり、高速道路料金しかり、税金以外の自動車関連手数料は一事が万事こんなロジックで値上がりを続けるので、「強制」を外すのが一番早いような気がしています。
年明けから、法制局に法案作りを依頼させて頂こうと思っています。是非皆様のご意見を頂けますと助かります。
合理的だと感じたご意見は、積極的に採用させて頂きます。
なお、今回頂いた法制局の資料(別紙等も含む)のpdfファイル群はこちらです
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