クルマ減税会

クルマユーザーのための減税団体「クルマ減税会」です

自賠責保険の賦課金についての検討会(最終回)

令和5年2月7日(火)に国土交通省にて「第13回 今後の自動車事故対策勘定のあり方に関する検討会」が開催されました。今回で最終回とのことです

 

「第13回 今後の自動車事故対策勘定のあり方に関する検討会」

www.mlit.go.jp

 

今後の被害者救済事業

今後の事故防止事業

端的に言うと、上記の被害者救済事業、事故防止対策を行うために概ね自家用車で125円の賦課金を課すということです

自賠責保険は値下げした」「(事故が減ったのは)事業の成果だ」「一般会計からの繰り入れがあったとしても賦課金はどちらにしても必要」

などと検討会では委員が発言されていますが

 


Q1.「自賠責保険は値下げした」?

今年の自賠責保険は確かに総額は値下げしました。しかし下がったのは保険数理に基づき、「ノーロスノープロフィットの原則」で事故数が減ったために保険金の本体が下がったためです。

一方今回の賦課金は本体部分ではなく固定的にかかる「賦課金」部分の値上げです。検討会が全体の値下げを決めたわけではありません

 


Q2.「(事故が減ったのは)事業の成果だ」?

交通事故が減っているのは事実です。自動運転や先進安全装置など色々な要素があるでしょう。自賠責保険の事故対策事業も寄与しているかもしれません

しかし、そもそも事故防止などの交通政策はあくまで税金で行うもので、賠責保険を原資として政策を行うのは違うのではないでしょうか?

さらには必要なさそうな事業も結構入ってます

「運行管理の高度化」への補助金事業なんて、他の団体にも同じような補助金が既にありますよ💦

 

もっと言えば運行管理のコストは一義的には運送会社が負担すべきで自賠責保険で”補助金出す必要は全くありません!!

www.tele-nishi.co.jp

 




Q3.「一般会計からの繰り入れがあったとしても、賦課金はCどちらにしても必要」

これこそ暴論です。年間200億の今回の事業が30年賄える「6000億円」財務省によって借りパクされています。クルマユーザーのカネをなんだと思っているのか。この発言をした委員には猛省を促したいところです。

 

今 後 は ?

検討会が終了したので、いったん自賠責保険の賦課金についての議論は区切りとなりました。

 

しかし、皆様が声を上げて頂いたおかげで、自賠責保険で行う事業については定期的に検証を行う」ということになっています。

今後は、本当に意味のある事業をしているのかどうか?しっかりトレースしていきたいと思います。

なにしろあれだけの反対を押し切って「必要!」と始めた事業なのですから(笑)

 

 

関連記事

kurumagenzeikai.hatenablog.com

 

kurumagenzeikai.hatenablog.com

 

kurumagenzeikai.hatenablog.com